*かわかみ建築設計室での担当
松本城の北西に建つ日本聖公会 松本聖十字教会 の木造の礼拝堂の耐震補強と改修です。
シザーズトラス(はさみのような面持ちの屋根架構)とアーチが特徴的な教会です。
耐震診断の結果は0.2を下回るというものでしたが、身廊(中央の通路)と側廊(両側の通路状の部分)を区切る独立柱を壁柱とし、屋根面も補強することで水平剛性を確保して、数値を大幅に向上させました。
工事に当たっては既存の床板を撤去し、土間に防湿用のコンクリートを打設しました。
床板は記憶をとどめる記念品として配布されました。