道路側の外観(東面)
エントランス
ショップ。右奥がカフェスペースの入口。
ショップ。
Pâtisserie Couleur(パティスリー クルール)
塩尻市の住宅街に建つフランス菓子・チョコレートの専門店です。
限られた敷地面積をいっぱいに有効活用するため、できるだけ大きなボリュームを構え、エントランスは道路斜線をクリアしながら鋭角な交差点の角に配置しました。
1階はメインをショップ、店内奥に洞窟のようなカフェを併設しており、厨房は2階に配置しています。
フランスや国内の著名なパティスリーで修行を積んだオーナーは、ブティックのような雰囲気を希望されていました。
店舗デザインにおいては、住宅などとくらべれば、壁面の色や素材は派手め(やや大げさに)に使って表現することが多いのですが、クルールでは商品に集中していただけるようにミニマルなデザインを心がけました。結果的に天井にちりばめたオリジナルのシャンデリアが引き立つこととなりました。
外観は2階にグレーの板張り(下見板張り)のボリュームがオーバーハングするような形態です。
この外皮は、意匠上だけでなく、常に低温とする必要がある菓子厨房に対応したダブルスキンのファサード(二重壁)の機能を持たせたものでもあります。
Pâtisserie Couleur