女鳥羽川沿いの外観。1階がテナント、2・3がArchi UPオフィス、住宅。
2階ホール、奥にLDK
LDK。キッチンはシンクと作業台部分を135°に振ったオーダーキッチン。
オフィス
オフィス
1階テナント(『はなや和花』さんの生花冷蔵保管庫)
1階テナント(『L’embellir』(ランベリー)さんのブライダルサロン)
リノベーション前(左上:ホール、右上:リビング、左下:キッチン、右下:3階個室(現オフィス))
松本城の南東、旧町名 鍛治町と呼ばれるエリアに建つ、築43年、鉄筋コンクリート造3階建て建物の大規模リノベーションです。
1階は生花冷蔵保管庫とブライダルサロン、2・3階は住宅とArchiUPのオフィスです。
中古売買時には図面や書類関係が1枚も無いという状況でしたので、慎重に現地調査や測量を行いました。
2・3階は内装を一旦全面除却したのち、アスベストを除去。
住宅部分の壁面は長野県環境配慮型住宅助成金(信州健康ゼロエネ住宅助成金)を受けて十分な断熱を施し、開口部には内窓(複層ガラスの木製建具)を付加、気密・断熱性能を大幅に向上させました。
躯体(骨組み)が鉄骨造、外壁がALCのため、階段位置が変えられない(=床の穴の位置を実質変えられない)、アルミサッシと外壁がほぼ一体化しているため、枠が簡単に変えられない(=窓の高さ・位置を容易に変えられない)などの制約もある中で、平面のレイアウトや設備配管類は全面リニューアルをしました。
浴室は0.75坪サイズを1.25坪サイズに、3階にトイレを新設するなど、快適性を高めました。
また1階テナント部分の川に面した南面はALC壁の断崖絶壁でしたが、大開口を穿ち、街に開いたテナントスペースを確保しました。