*かわかみ建築設計室での担当
外観。手前に主屋、奥に土蔵。若い世帯のために築100年近い民家を再生。
玄関の踏み込みと土間スペース。板張りの縁側を敷瓦の土間空間に変えて広がりを持たせた。違い棚や建具は既存のものを手直しして再利用。
LDK、奥に座敷。
応接室。天井のレリーフや奥の建具は、もともとあったものを丁寧に保存して補修。
松本市の市街地に建つ古民家の再生。
古民家といっても田園・里山に多く見られる農家型のものでなく、回廊が巡り大正ロマンの趣もある妖艶な建物でした。
しばらく空き家となっていましたが、相続された若いご家族が再生を決断されました。
奥に分譲マンションがそびえ立つ難しい条件でしたが、手前に住宅、奥に高床の土蔵という配置はそのまま、外観も大きく変えずに水回りの位置や室のレイアウトを見直し、今の暮らしに合ったプランへとリニューアルしました。