*かわかみ建築設計室での担当
北面 かつてここに建っていた味噌醸造元「糀屋本店」の外観イメージを踏襲することが計画の条件となった
1階ショップ+ジェラートコーナー
2階喫茶スペース
竹風堂長野駅前店
敷地は長野駅前の末広町交差点南東角。善光寺の参道を南へまっすぐ下った真正面でもあり、善光寺と対峙する位置に建つ栗菓子店舗の新築計画です。
この場所には、周囲を近代化されたビルに囲まれても尚、蔵造りの佇まいで歴史と伝統を守り続けてきた
老舗味噌醸造元「糀屋本店」がありました。
1階に販売・ジェラートコーナー、2階に喫茶スペース、3階に多目的スペースと複合型店舗のため鉄骨造での計画となりましたが、「糀谷本店」の外観イメージを尊重し、継承することが設計段階で何よりの命題として与えられ、鉄骨造でありながら瓦屋根や蔵造りのような壁面、下見板張りの腰板で外部の意匠を構成することとなりました。
一方、店内は竹風堂らしさを基本としながらも、カッシーナの家具やルイスポールセンの照明器具を織り交ぜた新しい試みを実践しています。
*内装デザイン:円コーポレーション